たぶんまだ短い人生の中では一番。
何がつらいってアンタ……そらぁねぇ。
いっぱいあるのよいろいろと。
家の問題とか、心の問題とか、とかとかとか。
半年間の暗い暗いトンネルにいる間、
私には現実逃避をして心を落ち着かせる手段があった。
それが、いつか北海道に行きたい!
という気持ちと、
今すぐにでも北海道に行っちゃいなよ!
という友人の言葉であった。
行くよ行きたいよ!
でも今はまだ、その時期じゃない。
今行ったら、なにもかもが中途半端でほっぽらかしてしまうことになる。
ずっとずっと自分にそう言い聞かせてきた。
で、ぼちぼち回復してきたかなーというのが、ここ最近。
だんだんトンネルの中に光が差し込んできて、
なんやかんやと行動的になってきた。
それと同時に再燃焼を始めた「北海道熱」。
半年間もおさえられてきたもんだから、
それはそれはよく燃える。
元来「思い立ったが吉日派」であったものが、
ちょいとばかし暴走というか、開放というか、放出されていく。
もういいかげん、我慢ができなくなって、
ためしに「女性専用宿舎で酪農体験実習生募集」をしているJAに、
「いずれ実習に行きたいと思っています」
というようなことをメールで送ってみた。
それが今月の始め。7月5日の夜11時のことだった。
この日は遅くまで仕事をしてしまい、若干弱っていたのかもしれない。
遠い遠い北海道の地に思いをはせることで、なんだか私が浄化されていくような気がしたのだ。
さて翌日、朝っぱらに何気なく携帯を開いてみると、
きた。返事だ。
しかもまだ9時前だ。
いったい何時から仕事しているんだ?JA。
で、そこに記されていたのは、今後の私の予定を全て覆すような、衝撃的なほど前向きな言葉だった。
「OL(!?)という仕事から離れ、全く畑違いの仕事である農業を体験してみるといる勇気だけでもすばらしいことです。
(中略)働くには今が一番いい季節だと思います。
来年といわず、今すぐ行動されてはいかがでしょうか。」
う……わぁぁぁ!
そうだよね!
そのとおりだよ!
すばらしいんだよ!
いい季節なんだよ!
今すぐ行動したいんだよ!
ここからの私の脳内は、超高速回転だった。
こんなにいろいろ自分のことについて考えたのは久しぶりだった。
今の会社のこと。
親のこと。
生活費のこと。
友だちのこと。
ちょっとずつ糸をほぐすように、脳内で問題解決のシミュレーションをしていく。
友だちにも何度も何度も相談した。
みんな親身になってのってくれる。
そして、「行きなよ!行きたいと思っているんだったらやるべきだよ!」
と、背中を押してくれる。
本当に現実味が出てきたよ北海道!
あとはなにが問題だ?
退職の意志を伝える勇気。
私が出て行くと一人暮らしになる母親のこと。
ん〜と。
これくらいか?
これだけならなんとかなるじゃない!
まじで現実味が出てきたよ北海道!
ここからは持ち前の「思い立ったが吉日ダマシイ」全開の日々が続くのです。
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理性 VS 思い立ったが吉日ダマシイ