2007年03月21日

輝く結晶の中で

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いつも夕日を待っている。
赤い光の中を牛が歩いていって、
長い影が雪に落ちているという、
写真が撮りたかった。

でも、なかなかいい夕日がでないし、
出ても牛が歩いていないし、
歩いていても太陽が高くって長い影は出ないし。
思い通りにはならないものね。

今日は、まだ高めの夕日に照らされた細かい細かい雪が、弱い風に舞っていた。
どうしても撮りたくなって、本当にちょっとしかない時間を使って撮影。
長い影は撮れなかった。
歩いてほしいところに歩いてもいなかった。

でもなんだか、牛たちがかわいくてかわいくて仕方がなかった。
こんな天気も、もうしばらく見れないかもしれない。
そう思うと、写真って、記録するって、なんだかとってもおもしろいなぁって。
posted by ヨーコ at 20:51| Comment(4) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

春の予感

春分の日がきたからとか、
東京で桜が咲いたからとか、
そういうことじゃないんだ。
春がくるってことは。

予感がする。

雪がまだまだ降っていても、
流氷がまた沖に来ていても、
予感は着実にあるんだ。

朝、同じ時間なのに、
あぁ、もう明るいなぁとか、
夜、同じ時間なのに、
あぁ、まだ明るいなぁとか、
そういうことなんだ。

つなぎ牛舎から、フリーストール牛舎へ移動するそのちょっとの時間。
その時間の水平線が、どんどん変化していっている。
今日は、火柱があがっていた。
太陽が、雲に当たって、天を指し示す。
たぶん初めて見る光景。

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で、ちょっと思ったんだけど、
人間は時計を持っているから、
「日の出が早くなったなぁ。日の入りが遅くなったなぁ」
などということができるけど、
牛たちにとっては、太陽の動きそのものが時計であるわけよね。
牛たちは、
「朝、人間がくるのが遅くなったなぁ。夜は、早くなったなぁ」
なんて思うのかな。
それとも、人間よりずっと、体内時計が正確なのかな。
一度、牛たちにきいてみたいものだ。
そのときはついでに、サイレージがどんだけおいしいのか、配合飼料がどんだけ待ち遠しいのか、搾乳された後はどんだけすっきりするのかとかも、きいてみたいものだ。
ねぇ、ドリトル先生。
posted by ヨーコ at 20:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月10日

ご来光

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牛舎の清掃から搾乳へいく、そのちょっとのスキに、オホーツク海からの日の出を撮影。
日の出の名所に住んでいるのに、こんなにちゃんと見たのは初めてだった。
海から上がると、こんなにゆがんで見えるんだ。
沖には流氷らしきものも見える。

うーん、これが毎日あったんだ。
もったいなかった。
posted by ヨーコ at 09:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月08日

牛の出産実況中継

朝、牛舎に行くと、産まれたての子牛がぷるぷるしながら鳴いていたなんてことはよくあった。
産まれた瞬間に立ち会えたとしても、すでにほとんど体が出ている状態からしか見たことがなかった。

ところが今日、搾乳を終えて、出産前の牛がいる牛舎に行くと、おしりから水風船のようなものが出ている牛を発見。

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おぉ!
これは、マンガ「動物のお医者さん」で見た、「ソクホウ」というやつでは!?
たまたま来ていた酪農ヘルパーさんに聞くと、順調にいけば1時間くらいで出てくるとのこと。
つうわけで、ソッコーで仕事を終わらせて、カメラを撮りに行った。


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戻ってきたら、片足の先っちょが出ていた。
ところが、これではまずい。
両足がそろって出てくるのが正常らしい。
中に入っている足が曲がっていたら難産になってしまう。

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ヘルパーさん、もう一方の足を探すの図。

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無事、両足発見。
ロープをかけて、引っ張る準備。
結構すぐ引っ張っちゃうのね。

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大人の男性2人がかりで引っ張っても大丈夫なんて、なんて丈夫なんでしょ。
やっぱ、牛ってたくましいわぁ。

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足が出てきたよー。

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頭も出てきた!

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もうちょいもうちょい!

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すぽん!
ほかほか〜。

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すぐに母牛の前に連れて行ってあげる。
母牛はすぐに立ち上がって、一生懸命子牛をなめてあげる。
写真には写っていないが、ちゃんとへその緒をかじり切っていた。
えらいなぁ。

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母牛から搾った栄養たっぷりの初乳を飲ませてあげる。
まだぷるぷるして、首も上げられなかったのに、一生懸命飲む。
本っ当ーにたくましいのね。

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その直後には、もうだいぶしっかりした顔つきになった。

夕方、ふたたび牛舎に行くと、すでにしゃきっと立ち上がってうろうろしていた。
本当にさっき産まれたばっかりか?っていうくらい元気だった。

こういうとき、農家さんだったら作業に追われて写真なんか撮っている場合ではないだろう。
私は部外者ならではの余裕で、じっくり撮らせていただいて本当にありがたかった。
なにより、安産でよかった。
おかん牛、お疲れ様!
posted by ヨーコ at 21:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月07日

吹雪にも負けず

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吹雪だもんね。
やっぱりみんなで集まってしのぐんだね。

…って思っていたら…。

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違った。
エサに群がっていただけだった。
牛たちにとっては、こんな程度の吹雪なんて「へ」でもないか。

それにしても、おいしそうに食べるんだよねー。
posted by ヨーコ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちゃっかりモノ

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「いただきぃ!」

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「あ……」

牛たちは、さりげなくおもしろいことをやる。
本人たちはウケようとしているわけではないところが、またいい。
人間はウケようとしてもウケないのにねぇ…。
posted by ヨーコ at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お食事中

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あ、ども。
うまいっすか?

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「んまいよ」
あ、そっすか。
ども。
posted by ヨーコ at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おーい 起きろ〜

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ZZZZZ……
posted by ヨーコ at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

接近戦

やつらは怖いぞ!
ホルスタインと違って、攻撃してくるんだから!
…そんなガセネタをきかされてびびっていたため、始めの頃はアンガスたちを柵の外から望遠で撮影していた。

ところが、実際はなんともおだやかな牛だった。
近くに寄れば逃げちゃうし、極端な話、蹴っ飛ばしたって怒らないそうだ。
(ただし、ぼう(=追う/北海道弁?)と、必死で反撃してくる)

なので、最近はずかずか柵の中に入っていって、牛たちに大接近撮影。
近寄りすぎると逃げちゃうから、じりじりと寄っていく。

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鼻デカ牛!
流行っちゃったりして!
…ないか。

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しかし、どう見ても明らかに警戒されている。
草の中に頭を突っ込んで食べているのに、目だけはこちらを向いている。
なかなか鋭い。
なんもしないよ〜。
ゆっくり食べてなよ。

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でも、中にはめちゃフレンドリーな牛もいる。
…近いよ…。
鼻息かかるし。

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べろーん。
posted by ヨーコ at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月03日

整〜列〜!

右向けぇ〜〜〜〜っ

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右っ!
posted by ヨーコ at 22:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

だばーん がしょがしょがしょ

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って、なんのこっちゃなタイトルだが、海の音だ。
全国的に暖冬だが、流氷はちゃんとオホーツク海沿岸に接岸した。
これでも薄いほうらしい。

砂浜は無いが、漁港はある。
チカという魚を釣りに来ていたおっちゃんたちに「海に落ちるなよー落ちたら1分もしないで死んでしまうぞー」と言われながら、岸壁まで行って撮影。
寒風吹きすさぶは、太陽と雪の照り返しでじりじり焼けつくわで、顔がかぴかぴになってしまった。

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はるばるロシアのアムール川から流れてきた氷。
一夜にして水平線まで埋め尽くすが、また一夜にして全部いなくなる。
気まぐれで、はかないやつらなのだ。
posted by ヨーコ at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

母牛たちの呼びかけ

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昨日、アンガス牛の子どもたちを群れから離し、子牛専用牛舎にぼっていった(=追っていった/北海道弁?)。
肥育するためだと思われるが、事実上、母牛と子牛を引き離してしまったことになる。
母牛たちは、子牛たちがいなくなった直後から、子牛たちを呼んで鳴いていた。

時には、子牛たちの声がするほうに、崖になっているにもかかわらず降りていく。
でも姿が見えないから、ずっとうろうろしては、声がかれるまで夜通し鳴いている。
乳もパンパンに張ってしまっていた。
2、3日すれば、あきらめてくれるそうだが、やはりちょっとせつない。

あなたたちの子どもは、元気にしていますよ。
また春に、元気な子どもを産んでくださいね。
posted by ヨーコ at 10:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 黒毛牛たちの肖像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

月の影

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北海道に来てしばらくした頃、夜牛舎から帰るときにまぶしいなーと思ったら、月だったということがあった。
月に照らされてできた影を初めて見た。
いや、今ままで出ていたかもしれないけど、気がつかなかった。

都会じゃぁありえないもんね。
実家はマンションだから、夜中でも蛍光灯が煌々と照っているし。

今日も月がきれいだった。
満月まであと2日もあるのに、外に出たとたん、明るいなぁ〜と思った。
少し雲が出て、それがディフューザーのように、さらに広くやわらかい光になっていた。

三脚があったら、月光で流氷が撮れたかもしれない。
そりゃぁ…いいもんだろうなぁ。
posted by ヨーコ at 21:29| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

念願かなって

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北海道にいるなら、マストなイベントでしょう。
旭山動物園!
しかも季節は冬。
私の大好きなペンギンさんが、お散歩しているのですよ。
これに行かずしてなんの意味がある!

つうわけで、先日行ってきました。
片道3時間。
もちろん全部運転してもらって。
私は後部座席でシートベルトを巻きつけてうたた寝。
友とはありがたいもので。

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突如現われた巨大な大雪山を眺めながら、旭川に到着。
動物たちはというと、うわさにたがわずサービス精神旺盛で、なにかとおもしろい表情を見せてくれる。

母にしかられまくりのチンパンジー。
首をぐりぐり回しまくりのフクロウ。
窓の前を何度も何度も往復しまくりのシロクマ。
おしっこたれまくりのキリン。
でーんとひっくり返ってくつろぎまくりのラクダ。

なんだ、みんなおもしろいぞ。
こりゃ入園者日本一もうなずける。

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一緒に行ったのは同じ実習生仲間と、酪農ヘルパーの3人。
そりゃ毎日毎日牛に接しているメンバーである。
動物たちを見た感想も、
サイを見て「牛と似たようなもん食べてるね」
ひっくりかえってるラクダを見て「牛が出産する時ああいう格好しているよね」
トナカイを見て「牛もこうやってほっくり返しながら草食べるよね。せっかく掃除したばかりなのにやられるとちょっと頭にくる」
のように、つい牛に絡めたものになってしまう。

ところで、この動物園内にはトイレが多数設置されている。
それも「バイオトイレ」という、おがくずが中にしいてあって、それに混ぜ込むことで分解する…というような仕組み(だったと思う)のもの。
見た目ちょっとびびるが、においもほとんどしない、画期的なものなのだ。

しかーし、そのトイレから出てきた友人が、
「前にいたカップルが『結構くさかったよねー』って話していたんだけどさぁ…私ら、牛のうんこに慣れちゃっているからなんとも思わないのかなぁ」
と言う。

されこれは、そのとおりなのか、カップルが純粋培養すぎてにおいに対する耐性が欠如しているのか。
ま、いずれにしても私らのほうが、レベルが上ってことで勝手に結論付けちゃえ。
やったじゃん。

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ちなみにペンギンの散歩は、ずっと動画で撮影していたので写真ナシ。
毎日寝る前に鑑賞している。
そうするとよくねられる…気がするのよね〜。
posted by ヨーコ at 21:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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