思い込み違いとでも言うのか。
情報過多、人口過多、騒音過多、便利過多の首都圏からまるで逃れるように北海道の片隅まで来た。
しかしここも同じ日本の町。
北海道の田舎の酪農家と聞くと、とてもストイック(この言葉が正しいのかはわからないが)な生活を想像してしまっていた。
極端な話、自給自足に近く、休みはなく、毎日動物たちのことを考えているようなイメージがあった。
まぁもちろん実際はそんなことはなく、コンビニはあるし、携帯の電波は入るし、遊ぶところもある。
さらに異様に濃い近所付き合い、居酒屋といえばスナック(今日始めて連れて行かれたが、とまどっただけで正直楽しめなかった)、ほんのちょっとの距離でも車で移動するなどの田舎特有ともいえる文化に、当分慣れそうもない。
どちらが良いというのではない。
ただ、自分の思い込みが激しかっただけ。
でも、なんだか山奥にでもこもりたい気分にちょっとだけなった、土曜日の夜。