
いつも夕日を待っている。
赤い光の中を牛が歩いていって、
長い影が雪に落ちているという、
写真が撮りたかった。
でも、なかなかいい夕日がでないし、
出ても牛が歩いていないし、
歩いていても太陽が高くって長い影は出ないし。
思い通りにはならないものね。
今日は、まだ高めの夕日に照らされた細かい細かい雪が、弱い風に舞っていた。
どうしても撮りたくなって、本当にちょっとしかない時間を使って撮影。
長い影は撮れなかった。
歩いてほしいところに歩いてもいなかった。
でもなんだか、牛たちがかわいくてかわいくて仕方がなかった。
こんな天気も、もうしばらく見れないかもしれない。
そう思うと、写真って、記録するって、なんだかとってもおもしろいなぁって。